今年も交流戦の季節がやってまいりました。
交流戦の初戦はビジターでの巨人戦で開幕となりました。
ロッテに3タテをくらって悪い流れで交流戦に入る事になりましたが2-0で勝利し連敗はストップ。
なかなか点が入らないのは変わってませんでしたが野手の入れ替えなど色々動きが見える試合でもありました。
目次
有原6回無失点
課題の立ちあがりを2イニング連続で三者凡退に抑えてる最高の立ち上がり。
とは言え有原にしては割と荒れてる印象でしたが甲斐がうまくリードしえてくれましたね。
最大のピンチは6回のノーアウト1塁3塁の場面でした。
元ホークスの立岡が四球で出塁し盗塁、丸の内野安打で迎えたバッターは有原と相性のいいオコエ。
ゲッツ―でも1点入り同点の場面でしたが初球からバントの構え。
奇襲かと思いきや2球目もバント。
追い込まれてもセーフティバントを強行し1塁ランナーを2塁に進めるだけの打席になってしまいました。
解説席にいた王会長と原前監督のWBC優勝監督も困惑の采配。
副音声でマッチと一緒にいた華丸にももったいないと言われる戦術でした。
個人的にもどういう意図があったのか分からない作戦でしたがホークス的には滅茶苦茶助かりました。
最終的に2アウト満塁で坂本を迎えるところまでいきましたが有原が粘りきり0に抑えました。
貧打にあえぐ巨人にとってここで0に終わった事が致命傷となりましたね。
次の回に代打を送られここまでとなり降板後のコメントでもっと長くなげなければいけないのに申し訳ないと反省の弁。
意識高すぎますね。
なんだかんだでもうこれでリーグ最多タイの5勝目に防御率も1.84で3位とタイトルも狙えるくらいの成績になってきました。
今のホークスのエースは有原であることに今や疑いの余地はありませんね。
新風
野村勇が降格しルーキー廣瀬と柳町が昇格してきました。
そして廣瀬は即スタメン抜擢と指揮官の期待の大きさが分かる器用。
廣瀬の見せ場は6回の2アウト満塁での場面での打席でしたがボテボテのサードゴロにヘッドスライディング。
結果はアウトとなり初ヒットと初打点はお預けとなりました。
ヘッドスライディングで気迫を見せるのはいいのですがあそこは駆け抜けてたらセーフだったように思います。
怪我もこわいですしね。
なかなかすぐ結果をだすというのは難しいものですね。
2軍の投手に対応するのに約2か月、ここから1軍の投手に対応できるようになるのにどれくらいかかるでしょうか。
牧原が怪我、三森がちょっと調子下降線ということで回ってきたチャンスをすぐものにできれば一気にレギュラーもあるかもしれない状況ですがちょっと時間かかりそうな気もします。
もう一人の昇格組の柳町は6回裏のピンチを抑えた有原の代打として登場。
ずっと好調を維持していましたが5月上旬には調子のピークをすぎまた少し上げてきたところでの昇格でした。
なかなか声がかからない中でのすくないチャンスを活かさねばならない状況でいきなりヒットで出塁するのはさすがの一言。
過去に何度も言ってますがヒットを打つことに関しては彼は天才的だと思っています。
守備走塁の面で他の外野手より優先度が下がってしまっていますが打撃面に関しては一歩抜きんでてるという印象。
打率は2割5分~6分とそれほどに感じますが出塁率は3割後半は見込めるなど攻撃面ではかなり頼りになる存在です。
今季は1番周東を定着させようという小久保監督の意思が見えるのですがもし周東が絶不調だったら1番適正が高いの柳町なのかなと思います。
1番柳町だったら2番近藤が最適と思うんですよね。
走るのを待つ必要もないので今の5番の打撃をそのまま2番でしてもらえれば得点力があがると思います。
1番周東はすごい武器なのですが2番バッターの制約がかなりかかるので状況に応じた打撃とバントでの揺さぶりもできる2番今宮が現状ではいいのかなと考えています。
ライバルのヒットに触発されたのか周東もすぐにヒットで続きかなり久々のヒットがでました。
ようやくトンネルを抜けましたかね。
かなりいい打撃だったのできっかけになればいいかなと思います。
柳町、周東の連打に今宮が四球で歩き満塁で柳田がショートゴロの間に1点を取り勝負あり。
柳田の当たりも悪くなかったのですがうまいことショートに捌かれましたね。
正直この場面での1点は物足りない感じでしたが今の巨人相手には十分致命傷でした。
廣瀬と柳町という新風が入り野手の競争もさらに激化。
切磋琢磨し合って更なる高みを目指してほしいと思います。
序列変更
有原の後を受けたのはヘルナンデス。
7回の男は藤井でしたが不安定なピッチングが続いていたことから遂に外されましたね。
アバウトコントロールですがしっかりゾーンで勝負し多少外れても球の威力でどうにかできてしまっています。
点を奪った後に気持ちのいいピッチングを見せてくれるとそれだけで流れがきますね。
8回松本、9回オスナで完封リレーで巨人をシャットアウトし勝利となりました。
ヘルナンデスと長谷川の左腕コンビがかなりいい仕事をしているので他のリリーフ達もうかうかしてられないですね。
シーズンも中盤にさしかかり野手だけでなく投手陣の競争も激化していきそうです。
巨人で気になった選手
巨人の先発の山崎伊織が良いピッチングを見せました。
栗原にホームランを打たれはしましたがその1点のみに抑え込まれてしまいました。
プロ4年目で去年は初の規定投球回と2桁勝利をマークした投手です。
今季もすでに4勝と戸郷と並ぶ巨人の柱を担う主力投手の1人ですね。
最近ホークスはこういう選手でてきませんね…
大卒でも2,3年目に結果が残れば十分早いです。
まだ20代中盤で長く活躍してくれそうないい選手だと思います。
その他では代打で元ホークスの立岡が出てきたりしましたが盗塁したりとそれなりに目立ってましたね。
もうホークスで過ごした年月よりも巨人にいる方が随分長いはずです。
プロで16年目はほんと立派ですよ。
ホークスで活躍する姿を見たかった選手の一人ですが巨人に移籍したかわこそ長くプロにいられたような気もします。
そして9回に出てきた泉。
14試合目の登板でいまだに失点が0と頑張っていますがなんとホールドが0。
勝ちゲームではほぼ投げてないってことですかね…?
ホークスにいたら1軍にも上がれてなかったと思うので移籍してよかったと思います。
応援グッズもってるくらいには期待してたんだけどなぁ…
でもホークスで埋もれるより1軍に居場所があるチームの方が絶対にいいので頑張ってほしいですね。
5月29日の予告先発
ホークスは大関、巨人は堀田です。
5月は勝ち星がない大関が今月初勝利を目指します。
前回登板は8回1失点と好投はしたんですけどね…
相手がルーキー武内で完封されかけたので援護がありませんでした。
今年は割と調子の良し悪しが試合ごとではっきりしているので安定感はここ数年と比べるとない印象ですがゲームを壊さないピッチングを最低限はできるピッチャーです。
調子がよければイニングを食えるのですが投手が打席に立つのでその辺の采配が難しいところ。
巨人の堀田は19年のドラ1位の5年目の投手。
まだまだ実績は上げられてませんが今季は5月から先発し先発で2勝を挙げるなど活躍しています。
前回登板は6回途中で3失点で敗戦投手となっていますが絶賛売り出し中の若手投手と言った印象。
まだちょっと温まり切ってないホークス打線ですが周東や柳田にもヒットが出始めたので調子のいい近藤や栗原の前にランナーを貯めていきたいところです。
ルーキーの廣瀬や柳町の起用にも注目です。