プレーオフからの勢いそのままに巨人を４タテでの日本一となりました。
今年もリーグ２位からの下克上でしたが日本シリーズは３連覇となりました。
CSファーストシリーズ１戦目で楽天に負けてから１０連勝で一気に決めてしまいました。
打線の好調をキープできたことと工藤采配がばっちり嵌っていったのが印象的でしたね。
今日はさすがに巨人が追いすがってきましたが逃げ切ることができました。
目次
先発和田の好投
日本一に王手をかけて迎えた第４戦を和田に託しました。
実はルーキーイヤーに胴上げ投手になって以来日本シリーズでの勝利はなかったのですが５回無失点の好投で16年ぶりに日本シリーズで勝利を挙げ最長ブランクの記録を大幅に更新することもできました。
※それまでの最長ブランク記録は巨人の斎藤雅樹の11年
完全に副産物的な記録ですがそれだけ長く第一線で活躍してきた証でもありますね。
球団の日本シリーズ最年長勝利のおまけつきで球史にも球団史にも名を刻みました。
来季は1年ローテを守って完全復活を目指して欲しいと思います。
まだまだ直球に力はありますしストレートで空振りがとれている内はいけると思います。
不安なのはスタミナくらいでしょう。怪我明けでしたしそこは仕方ないのかなと思います。
まだまだ和田が活躍する姿を見ていたいです。
文句なしのMVPグラシアル
グラシアルがシリーズ3発目となる先制3ランでMVPを確実なものにしました。
シリーズ.375で3ホームランと文句のつけようがなかったですね。
シーズン序盤と終盤の離脱がなければ首位打者争いもできるくらいの好成績でしたし今やホークスに欠かせない選手の1人となりました。
高谷とのホームラン後のパフォーマンスももはや名物になりつつありますね。
得点圏打率がシーズン中はちょっと低かったのですがポストシーズンではそれを感じさせることなく常に効果的な一打を放ってくれて投手はかなり楽に投げられたのではないでしょうか。
実はデスパイネよりも年上なのですがイケメンだし頼りになる良助っ人ですね。
もちろん来年もホークスと契約をしてデスパイネとのキューバコンビでホークスの打撃を支えてほしいと思います。
去年も言いましたが本当に獲得しておいてよかった選手です。
今日も勝敗を分けた守備のミス
和田が5回無失点と好投したものの後を受けたスアレスがピリッとしませんでした。
継投が崩れだし甲斐野を早めに出さざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。
結果的に追いつかれることはなかったのですが最後の1点をとれたのはまたも巨人の守備のミスからでした。
今回の日本シリーズはこうしたミスから点に繋がり決定的な1点が入るというのを何度もみることになりました。
それを見流さずきっちり得点にしているホークスはもちろん強いんですけどやっぱきっかけは自滅だったなぁと最後まで思わざるを得ない展開でした。
逆にホークスはここぞという場面で好守が出て流れを巨人に渡しませんでした。
打つだけなく守りからも流れを引く寄せられたのもポストシーズンを通してホークスの強さだったと思います。
育成の力
シーズンもポストシーズンも育成出身の選手の活躍が目立ちましたね。
シーズンは千賀、甲斐のバッテリーコンビに牧原、周東、怪我人が続出し外野陣が手薄になった時には釜本が活躍するなど新たな戦力になった人に育成出身が多いのも今季のホークスの特徴でしたね。
シーズン序盤は好投を続けた大竹や中盤の先発が足りない時には二保も育成出身でした。
終盤には石川柊太も復帰して日本シリーズでも好投しましたしモイネロも忘れがちですが育成出身なんですよね。
（モイネロは元々すごかった感じがありますけど）
常に若手が下から突き上げてくるので1軍で活躍している選手もうかうかしてられないという環境が今のホークスの強さなんでしょうね。
内野の高齢化が叫ばれて久しいですが2軍では増田や野村が台頭しつつあります。
一塁手や三塁手は長距離砲に育てたいのでなかなか難しいとは思いますが、この2人は1軍で使いながら育成する時期にはきてるかもしれませんね。
今回の日本シリーズは見ててあきらかに巨人と戦力差があったのもこういった下地をきちんと作ってきたからでしょう。
それは確実に実を結び日本シリーズ3連覇に繋がったのだと思います。
功労者へのねぎらい
ホークスの胴上げの後に阿部を巨人選手たちが胴上げしていましたがその後にホークスの選手達も阿部選手を胴上げしたようですね。
残念ながら地上波では放送がありませんでしたがこういうシーンはすごく好きですね。
良く思わない人もいるみたいですがパ・リーグでは割とよくみる光景な気がします。
ホークスも小久保が日ハムにやってもらって以来、金子誠や稲葉の引退の際には胴上げをしています。
パの他のチームも結構やってるイメージでしたがセ・リーグではあまりないんでしたっけ…
だからセ・リーグが悪いだなんていうつもりはないのですがこういったシーンをみると胸が熱くなります。
今後のホークス
来季こそはリーグ覇者として日本シリーズに出場し4連覇を目指すことになります。
また来年も王者として勝ちを求められる厳しい立場になりますね。
工藤監督は更に2年契約を結びました。
巨人が成し遂げたV9にはまだ果てしなく遠いですがそこを目指してやっていくことになるのでしょう。
クリアすべき課題はたくさんあります。
厳しい道のりとは思いますが工藤監督の指揮の元で世界一の球団を目指してやっていってほしいと思います。
来年もまた1ホークスファンとして応援していきたいと思います。
今年は夏場に更新が途絶えてしまいましたが今後もこのブログともどもよろしくお願いいたします。
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