戦前から厳しい予想の多いロッテとの18回戦は6-3で勝利しカード勝ち越し。
選手生命をかけた石川が立ちあがりで苦しみながらも5回を零封し3勝目。
打線は佐々木に5回で9奪三振を喫するもヒットもしっかりと積み重ねて3得点。
打つ時は早めにしかけて追い込まれたら粘って球数を放らせる作戦がうまくいきました。
もともと90球くらい目処と言われていたのでまさに作戦勝ちというか。
展開的にはもっと点を取れてたはずですが壊れた信号機でホーム憤死など佐々木から4点以上を奪う事はできませんでした。
目次
石川魂の5回零封
石川が初回から26球と苦しみながらも無失点で切り抜けたのがよかったですね。
石川は3回以降はストライクが先行するようになり5回を91球と終わってみれば佐々木とほぼ変わらない球数で5回を完封してみせました。
この試合では風が特に強い訳ではありませんでしたが途中からストライクが先行し自分のテンポで投げられたのが勝因でしょうか。
特にこの球がよかったとかありませんでしたが甲斐がうまくリードした結果なのだと思います。
大津が苦しいピッチングが続く中で石川が復活するのであれば9連戦を戦わなければいけない今後に向けて大きな戦力です。
期待させて裏切るを何度も繰り返していますが今度こそ先発としてもう1度信頼を取り戻すピッチングを次も期待したいと思います。
又吉好リリーフ
この試合のターニングポイントの1つは間違いなく又吉がソトをゲッツーに抑えたところでした。
もう1イニングいけそうだった石川を6回から長谷川がリリーフするもノーアウト1塁2塁のピンチを背負ってしまいました。
いつもなら失点するまで投げさせるのですがすぐに又吉にスイッチ。
前回対戦でホームランを打たれた相手にぶつけるという博打にでましたが結果は最高のサードゴロゲッツー。
佐藤もセンターフライに打ち取り0に抑えてみせました。
移籍1年目の途中で怪我をして以降は勝ちパターンを任される事はなくなっていましたがここで最高の仕事をしてくれましたね。
この直後に山川と正木のソロが2本飛び出しゲーム展開が随分と楽になりました。
間違いなく又吉が呼び込んだホームランだと思います。
ヘルナンデス背信投球
3試合連続で2失点ピッチングのヘルナンデスは明らかに球威がなくなっています。
そこまでパワーのない和田にバットを折られながらも外野まで運ばれたことでもそれは明らかでした。
長谷川と違いすぐに代わりのリリーフを出されなかったのはここまでの貢献からかもしれませんがさすがに3試合連続で2失点されると再調整は不可避でしょう。
登板間隔が短くなると打たれる傾向があるようなので8回固定という使い方にはもともと向かない投手だったのでしょう。
9連戦が控える中でここで2軍再調整はリリーフが苦しくなるかもしれませんが不調の投手を無理やり投げさせてゲームを落とす方が問題です。
早目の決断しないとオスナのような悲劇もおきかねません。
ここにきて藤井がかなりいいピッチングをしているので8回は藤井でいいかと思います。
9回の松本もかなり板についてきましたし傷口が広がらないうちに早めに対応した方がいいと思います。
今後の展望
正直大津で負けた時点でカード負け越しも覚悟してましたがこうやってうまくはまってカード勝ち越しできる当たり今年のホークスは本当に強いです。
ここからは9連戦で日ハムやロッテとの対戦が多くなってきます。
うまく乗り越えれば一気に優勝に近づくのでうまいこと切り抜けてマジックも減らしていきたいところ。
大津とヘルナンデスの不調など気になる面もでてきてはいますが2軍戦力もうまく駆使すれば乗り切れないこともないはず。
夏を乗り切る新戦力がここで出てくれば一気に優勝へ向けて加速できそうです。
野手陣は好調の選手が7月に比べると多くて心配はそこまでしなくてよさそうですが川村の打席を見てるとなんで…という気持ちになってしまいますね。
結果を出そうとするあまりに縮こまってしまっている気がします。
育成昇格から1年目、出始めの頃のようなバッティングをファンは期待しています。
佐藤とか昇格して積極的に振りにいき好走塁や好守備でヒットがなくとも印象に残るプレーをしています。
川村にもそういうプレーがでてくれといいのですが…スタメンじゃないと本領発揮できないタイプなのかもしれませんが今日のような打席内容ではスタメン起用しようとはならないです。
そろそろ石塚が上がってきそうな気がします。