6ホーマーで大勝も浮き彫りになる課題

ソフトバンク 11-5 日ハム

11-5と大勝で日ハム3連戦を勝ち越し自力V消滅の危機を一応脱することができた試合となった。

松本は立ち上がりでいきなりアルシアにソロホームランを浴びて先制を許してしまうも直後に先頭バッターの牧原が出塁し上林が送った後に柳田がレフトスタンドに特大の逆転2ランを叩き込む。

ここからホークスのホームラン攻勢が始まる。

3回に上林ソロ、中村晃3ラン、4回に松田ソロ、5回にデスパイネ2ラン、松田2ランと5回までに11点の大量得点でゲームを決めた。

日ハム先発の高梨は今日の登板で今季被本塁打が21となり両リーグでトップの数字となってしまい苦戦しているのがうかがえますね。

一方で前回登板とは打って変わって大量の掩護をもらった松本は球数は多めになっているものの5回までアルシアのソロのみに抑え込み大量得点の試合なのでなるべく長いイニングを投げて欲しいなと思っていた6回に捕まる。

先頭のアルシアをいきなりフォアボールで出すと中田にも連続フォアボールを許す。レアード、田中賢介を打ち取り1塁3塁ながらも2アウトまでこぎつける。しかし鶴岡を2ストライクに追い込んでからタイムリーを許し1点を返されると淺間にヒットで繋がれ満塁としてしまう。続く中島に押し出しのフォアボールを選ばれ自滅したところで降板となってしまった。

ほんとにもったいないというかこの程度で終わって欲しくない選手なのでがっかりしてしまいますね。

松本はこのイニングだけで3四球と2本のヒットを打たれ2失点でした後続を五十嵐が抑えたので2失点で済みましたがもっと大量失点しててもおかしくない内容だったので勝ちはつきましたがかなり反省の必要な内容だと思います。それまではほんとに悪くなかったのでほんともったいないです。

本当の課題はやっぱり打撃陣

大量得点で大勝に見えますが問題は6回以降の攻撃の淡泊さですよね。ランナーを1人も出せず6回7回8回の3イニングは三振が目立ち大振りになっていたのではないかと思います。

後半は完全に日ハムペースで試合が進んでいると思います。6回以降は日ハムは7安打4得点ですがホークスは1人もランナーを出せずに終わっています。

ほぼ試合が決まっている内容なので大きいのを狙っていくことが悪いとは言いませんが今年はこういう大勝した後に連敗みたいなことが非常に多い印象です。

一方で日ハムはしっかりと反撃をし次の試合につながる試合を負け試合でもやっている印象があります。

恐らくもう1試合日ハム戦が続いていたら負けていたと思います。大勝するんなら反撃の隙をなるべく与えず相手に何もできなかったと思わせないと相手を意気消沈させることはできませんよね。

中田は2アウトから2失点もしています。中継ぎで使うのはいいですがこれでは勝ち試合では使えませんね…イニングを投げれるピッチャーなのでそういう面ではいいピッチャーなのですがある程度は抑えてくれないと…

この試合はたまたま大量得点できたから勝てたってのが私の感想です。これで勢いに乗って連勝街道に入るのなら私の心配は杞憂だったな。考えすぎだったなと思えるのですが今年のホークスを見てるとなんだかそうはならない気がしてなりません。

ホームランでしか得点していないというのもちょっと気にはなりますがソロだけではなく得点圏においてのホームランもありますからなんとも言えない感じ…

杞憂であって欲しいと思ってますがどうなることやら…次のカードでそれは分かる気がします。

本物の勢いに乗れたのか気まぐれの大勝だったのか。

本当に8月攻勢をかけるならここでかけなければもう間に合いません。(もう手遅れとか思ってても言わない)

勝って兜の緒を締めよってことでいつもより辛目の感想になってしまいましたがこれからもホークスを応援していきます。

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